土地付きの住宅である一戸建ての場合には、後から車を収容するためのスペースを設けてしまう、といったこともできます。これはもちろん、建物が建っているところ以外の敷地部分に、車を収容できるだけのスペースがあればという条件があってのことなのですが、たとえばそうした庭の一部をガレージに改造にしてしまったり、単に屋根を付けただけのカーポートにしてしまう、といったことも後からできてしまうわけです。近頃では、自家用車を一台も持っていない世帯というのはむしろ珍しくなっているくらいなので、新しく新築される一戸建て住宅には、初めからガレージやカーポートが設けられている、といった場合が当たり前となっているのですが、かなり前に立てられたような一戸建て住宅には、元々、車を収納する場所が設けられていなかった、といった場合が少なくありません。しかし、マンションとは違って一戸建て住宅である場合には、このような、元々は車を収納できるスペースの設けられていなかった場合であっても、後からそれを設けてしまうことができるのです。

まだ、現在のような車社会とはなっていなかった時代に、その家を建てて長年住んできたような人が、後に車を運転するようになったために、自宅にその収納スペースが必要になったというようなことはよくあるので、こうした場合には、庭の一部を本格的なガレージにしてしまったり、あるいはもっと簡単に、道路に面している部分に屋根を付けただけでカーポートにしてしまう、といったようなことが行われているのです。