分譲といえば一戸建て建売物件やマンションが選べますが、それぞれに特徴が異なりますので購入を検討する場合には希望条件を決めておくことが大切です。一戸建て建売住宅は土地と共に購入できますが、土地は一生の価値を持つため自由に扱うことができるメリットがあります。売却する際には建物が古くなっても土地の価格は残りますので、将来性を考慮すればマンションとは違う価値を持つことになります。分譲マンションは土地も区分所有により手に入れることができますが、自分の土地がどの部分かは明確になっていませんし、もちろん集合住宅の性質上自由に使用することは困難となります。

売却の際には専有部分だけの価格となるのが一般的ですから、将来性においては一戸建て住宅にはかなわない部分となります。マンション自体が古くなるとその文価値は減りますので、高額で売却することは困難となります。同じ分譲物件でもマンションと一戸建て住宅では性質が大きく変わりますので、この点を考慮して選ぶ必要があります。生活環境についても一戸建てとマンションでは異なる部分が多いですが、マンションではデメリットに感じる部分が一戸建てではメリットになることがあります。

もちろん逆の場合もありますが、他人を気にせずに住めるのがマンションとなりますし、一戸建てでは近所づきあいが必要となります。メリットもデメリットもそれぞれにありますので、何を重視するかによって選択基準が変わってきます。